Best Performance and Music Tour 2009:横浜アリーナ 9月11日+10月10日
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パフォーミング・マエストロ 30代初のソロステージ Mirror ツアーから3年。満を持してのソロツアー。30代に突入した“パフォーミング・マエストロ 堂本光一”が憚りもなく「Best Performance and Music」と銘打ったツアーで、今回はどんなショーを繰り広げてくれるのかと心待ちにしておりました。
9.11の私の席は例によってステージから最も離れたブロックに位置するアリーナ席で、センター席やその他のアリーナ席をものすごーく良く見渡せる席でした。会場入りしたのも結構ぎりぎりで、直ぐにグッズ売り場に向かったのですが、最近のジャニーズさんはグッズ販売を早々に行っているせいか、3年前の様な混雑はなくスムーズに買えて安心しました。開演ぎりぎりだったのでトイレの行列も比較的短かったので並ぶ事にしたのですが、後ろに並んでいる少し年配のご婦人たちが、老人介護の苦労話を大きな声(本当に大きな声で!)でしていて、これからファンタジーな世界に浸ろうとしていた気分が少し現実に引き戻されてしまいました。
会場に入って見渡すと、ステージセットはかなりシンプルな感じ。映像モニターが両サイドと中央にあって、スケルトンムーヴィングステージもなければ、後方席用のサブステージもない。両サイドの花道もせいぜいあってセンター席の中心部くらいまでしか延びていないという処遇。客席をなるべく潰さない為に、ステージエリアを少なくする配慮がなされているのでしょうか??ちょっとファンに冷たい感じがしましが、立ち見の方も沢山いらっしゃた位なので我慢我慢です。
前回までに比べると申し訳程度の静かな「光ちゃん」コールがしばらく続いて、あっという間に開幕。客電が落ちると客席からブルーのペンライトが浮かび上がり幻想的な空間に早変わりしました。
オープニングは「妖〜あやかし〜」でバンドなし。光一さんがステージ中央の障子の前に立つと障子に火が灯き、瞬く間に燃え上がるという演出にどよめきました。ダンスもPVで見るほど、ダンサーが邪魔じゃない感じ(全く邪魔じゃないとは言い切れませんが・・・)。次に「Deep
in your heart」とシングルトラックが続き、ジャケットを脱いで上腕が露出した衣装になってのダンスに。「Deep〜」が始まるとやはり前回のツアーの余韻や懐かしい感じが蘇ってきます。そして「-so
young blues-」が始まり、このトラックもなんだかすごく久しぶりな感じがして新鮮に味わえました。この曲の途中からライヴバンドが演奏を引き継ぐのですが、その入れ替わった瞬間、音が前にドカーンと来て「カッコいい!!」と興奮しました。やっぱ生の立体的な演奏だと、体が自然と反応してしまいますね。
「mirror」ライヴでも大役を果たした“マッキーズ”が中心となったバンドで、前回同様ギター、ベース、ドラムス&キーボードのタイトな編成のバックバンドでしたが、その分各楽器の音がぶつからずにシンプルに楽しめるのも一興です。唯一、ドラムの音をもうちょっと前に出してあげても良かった様に思いましたが。
3年経って2曲・・・ 続いた最初のMCでは、今回のツアーを敢行するに至った経緯、スタッフから背中を押されて重い腰を上げたという話、また新曲「妖〜あやかし〜」の誕生についても、SHOCKで忙しかった事もあって、「曲は書けた?」と催促されても、全然手を付けてないにもかかわらず、さもやってるかのように取り繕ったというエピソードを面白おかしく、光一さん弁で説明。「妖〜あやかし〜」に「Falling」「Peaceful World」が収録されているのも、曲が足りない為の応急処置だった事が明かされ、ウソつくより真実を伝えた方がいいと言ってから、「じゃあ曲作れって話」と自分に突っ込みを入れていました。「3年経って2曲しか増えてない・・・!何をするんだ??」と正直思ったそうです。ファンも同感でしたよね。
そして、今回幕が開いてこれだけの人が待っていてくれたと知って嬉しかった。横アリも普段は潰す席も客席として使って、立ち見の人もいる。ツアーの日程も年齢を配慮して少なくしてくれたと思っていたら、沢山追加が決まった事についても語り、嬉しい事だとしみじみ。でも、もしつまんなかったら、嵐のファンにチケット譲ってみたいな事まで言い出したのにはビックリしました!
両サイドの見切り席について、「そこからだと、ケツしか見えないんじゃない?」と言って、体を向けると黄色い悲鳴がおき、今度は反対方向に向けると負けじとばかりに黄色い悲鳴がおき、最終的に正面を向き直すとそれはそれで正面からも悲鳴がおきるという一連のお約束的なファンとのやり取りが最高でした。光一さんも悲鳴が起きる度に、「うるせー!」みたいに悪態ついているんですけど、これはお馴染みの照れ隠しであり、このやり取りはKinKiライヴでもかなり昔からの慣わしですからね。
また、去年「SUMMARY」を見てJr.ファンの声援が甲高かった事に驚いたそうで、自分のファンの声援の高さや勢いと全然違ったと言うので、大ブーイングが起き、苦し紛れか、自分たちが年齢を重ねた分、ファンも同じように年齢を重ねた事についても指摘していました。
また、話している途中に、「ゆっくり喋ると堂本剛みたいになっちゃう」とボソッと言ったのですが、この「どうもと」のイントネーションが、「
ど 」を強く言う言い方じゃなかったのが印象的でした。
9.11に響く「Peaceful World」
MC明けの1曲目の「Awaken Yourself」の前に、バックについているMAかM.A.Dの中から光一さんが一人をいきなり選んで、マイクを突きつけられた人が続きを歌わなくてはならないというルールについて説明がありました。9.11は、M.A.Dの松崎くんが選出され熱唱してましたが、周囲からいじくり倒されステージから一旦いなくなり、戻って来るやペットボトルを一気飲みして大拍手がおきました。また、ファンと楽しめる手振りが付いているみたいでしたが、初見の方が多かったのか、私の目の届く範囲で手振りをしている人はいませんでしたが。10.10に選出されたのは、光一さんLOVEの町田くんで、もの凄い形相で歌い上げていました。
続く「Falling」では、アレンジがイラっとする感じに仕上がっているので、ライヴでもイラっとする音とダンスにしたとの事でしたが、イラっとさせるパフォーマンスより、エロっとしたパフォーマンスの方を期待したかった私ではあります。
実際「妖〜あやかし〜」に収録されている「Falling」のリミックスは非常に大胆で、今回のシングル収録曲の中では一番気に入ったトラックでした。ただ、♪Fallingのアクセント(ストレス)は、“a”に来るはずなのに、“i”にアクセントを置いて歌われるので、その部分はちょっとイラっと感じたかもしれません。イラっと言うより、「んっ?」て感じですが。ところでこの「Falling」なのですが、最初にあのアルミホイルみたいなオーバーオールの衣装にでっかいサングラスをかけた人が現れた時、正直剛さんが飛び入りしてきたのかと思うほど意外でした。「Falling」の2009ヴァージョンを聴いた時、私はすごくセクシーな感じにまとまっていたと感じたので、白い薄手のシルクのシャツをひらひらさせ、胸なんかちょっとはだけ気味で、しなやかでいて挑発的なダンスを仕掛ける光一さんの姿を想像しながら聴いていたので、あの出で立ちとサイバーチックなダンスには度肝を抜かれた感じです。期待とは違っていても、光一さんの新境地が見れたのは嬉しい限りです。DVDで確認するのがすごく楽しみな一曲となりました。またこの衣装の色が照明によって、まるでマジックの様にさまざまに変化し、衣装のデザインも全く違って見えたりするのがすごく神秘的でした。
続いてこの日一番の期待を寄せていた「Peaceful World」へ。個人的にも一番思い入れのあるトラックの中のひとつなのですが、9.11の追悼の思いと世界平和への願いを込めて、ツアーの日程が決まった時に、この日にこのトラックをライヴで聞きたいという希望が叶いました。正直な話、今回のリミックスを聴いた時、自分の期待とは全く違った仕上がりでちょっと落胆していたのですが、やはり生であの素晴らしい歌詞を体で受け止めると胸にこみ上げてくるものがあります。何度も書いて来ていますが、「棘のある愛に満ちた 薄っぺらな世界さ」とか「偽りの自由」なんて歌詞はまるで、私が信奉するリリシストであるTrent ReznorやKurt Cobainが書きそうな歌詞なもんですから、ハートがズキズキするわけです。この曲の時の衣装は「1/2 tour」の時の様に、バックダンサーも含めホワイトでミリタリーっぽい衣装だったのは期待通りでした。映像は世界平和というより、グローバル・エコロジーの啓蒙を示唆するような内容に思えました。やはり比べてしまうのですが、個人的には「1/2 tour」の時の重い感じの方が好きでした。
今のオレを見てればいいんじゃ! これまでは、この曲を歌うのが「恥ずかしい」などの断りを入れてから歌われた「MY WISH」〜「僕は思う」でしたが、今回はファンとのお楽しみコーナーになりました。それでもやはり恥ずかしさは拭えないらしく、「MY WISH」の時は歌詞の存在を払うかの様に、ファンに合いの手を強要。9.11の時は、「セイヤー!」で、10.10の時は、「あらよっと!」でした。両日共に拳を男らしく作り振り上げる動作をさせられましたが、私の周りで目に入った方達は参加意識が低く残念でした。光一さんが何度か途中で歌うのを止め、ファンにダメ出しをしたりするのも盛り上がって楽しかったです。3年前のツアー時と比べると、光一さんファンは全般的にもの凄く大人しくなってる感じがしました。
「僕は思う」は個人的にも大好きなトラックでして、KinKi Kidsのファンに成り立ての頃、夢中で彼らのドラマを後追いでチェックしていた頃を思い出してしまいます。当時住んでいた場所やレンタルショップのニオイなどが一気に蘇ってくるんです。光一さんの背後のモニターには、初々しい10代の頃の写真が年齢と共に次々と浮かび、たまに「たぶん13歳ころ」とか、あやふやなクレジットがついてる感じがいかにも光一さんらしくて微笑ましいです。Jr.のオーディションの為に事務所に送ったという写真も出てきますが、白いシャツが思いっきりズボンにインしているのも微笑ましかったです。でも、確か以前事務所に送った写真は橋の上で撮ったとかって説明していたような気がしたのですが??それは、私の勘違いかもしれません。
最後にステージ上でギターを弾いている光一さんが映し出され、そこに「そして、30才」とクレジットされるのですが、それを見ながらよく自分もここまで光一さんについて来たものだなぁとつくづく感慨深かったです。またこの時、30歳の光一さんは本当に何にも変えがたくステキな存在と思って見つめていた自分がいました。ちなみにあの写真の中では、18歳のロン毛の光一さんの写真が一番のお気に入りです。自分が好きになった時のヘアスタイルですから・・・。
10.10では、「オレに不可能はない!」ってやってた時代の曲だから、中学生の子なら生まれる前なんですよね・・・、もうやんなっちゃう。とオカマちゃん言葉になってました。この2曲は聞き収めと思って欲しいなんてことも!!!
9.11の長いMCの際には、オーディション写真が再度出現し、光一さんが当時の様子など語り、その後にこの写真を下げるようにとスタッフに指示を送るのですが、会場から(“もっと見たい”風の)えぇーー!!!が発生し、それを受けた光一さんが一言、超男前の声で「今のオレを見てればいいんじゃ!」と言ったので、腰が砕けそうになりました。その言い方、超カッコええーーーと、大興奮してしまいました。
光一さんは10.10のMCでもカッコつけるのが苦手と言ってましたが、確かにアイドルに向いてない位、意図的にカッコつけられない人ではありますが、ごくたまにこういう無意識なカッコ良い場面に遭遇すると、普段媚びない分貴重な体験をした気分になれます。
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