SMAP 業界激震 200億円市場の行方は?

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国民的人気を誇る男性アイドルグループ「SMAP」の一部メンバーが、所属するジャニーズ事務所(ジャニー喜多川社長)から独立を検討していることについて、ジャニーズ事務所は13日、「協議・交渉の事実はあるが、詳細については答えられない」との文書を発表した。CMやテレビ出演などを含めた「SMAP市場」は全体で200億円に及ぶとされ、業界には大きな衝撃が広がっている。

メンバー5人のうち、リーダーの中居正広さん(43)、稲垣吾郎さん(42)、草なぎ剛(くさなぎつよし)さん(41)、香取慎吾さん(38)の4人が退社を巡って事務所と協議中で、木村拓哉さん(43)は残留の意向を示しているという。

分裂すれば、ファンに親しまれたグループ名を使えなくなる可能性が高い。事実上の「解散」を意味することから、話し合いの行方に注目が集まっている。

関係者によると、グループの「育ての親」とされるベテラン女性マネジャーが13日までに関連会社取締役を辞任、同事務所も近く退社するという。メンバー間に特段の確執はないが、中居さんらは女性に同調し、昨年から独立するかどうかの模索を続けていたという。

突然、表面化した「独立」騒動に、業界関係者の間には動揺が広がっている。

民放の音楽番組のプロデューサーは「あまりに大きなニュースで、どう受け止めればよいのか分からない」と戸惑いを隠さない。

「国民的代表曲」と言われる2003年の「世界に一つだけの花」をはじめ、ミリオンヒットとなった1998年の「夜空ノムコウ」、00年の「らいおんハート」など多くの名曲を世に送り出した。昨年のグループのコンサートツアーには100万人が訪れた。チケット代やCDなど音楽関連収入は100億円を優に超える。

CDを販売するビクターの関係者は「グループの『分裂』は寝耳に水。今度の騒ぎは、デビュー25周年を記念した新曲やベスト盤も見据えていたところだったので、事態が収束してほしい」と語る。

人気タレントを多数抱えるジャニーズ事務所の問題だけに、放送業界では影響の拡大を懸念する声も聞かれる。ある民放関係者は「メンバーが独立することになった場合、そのメンバーを起用する番組に、ジャニーズ事務所がタレントを出演させない、と言い出さないか不安」。別の民放関係者は「SMAPのマネジャーが担当する他のグループの処遇も気になる。正式決定まで見守るしかない」と話す。

全文は以下にて。

情報源: SMAP:業界激震 200億円市場の行方は? – 毎日新聞