2007年5月5日 横浜アリーナ&8月5日 東京ドーム

ジャニーズ初とのことですが”全国制覇ツアー”、ここがもうバンドっぽいんですよね。長きに渡るツアーをタレント活動を抱えながらこなしていくというのは、相当ハードなことだと思うんですが、いつも元気いっぱいのステージを見せてくれて実に清々しいんですよ、エイトは。始めは一生懸命さだけが取り柄のような男の子たちだったのに、内くんが抜けたことで一気にプロ意識に火が点いたような気がします。見るたびに力がついていくというか、ぐんぐん伸びている様が見ていて小気味いいんです。今回は5/5の横アリと8/5のドームコンとをまとめてメンバーごとにレビューしたいと思っていますが、まだまだ勉強不足な点もあると思いますので、多少の思い違いなどについては読み流して頂けたら幸いです。

錦戸亮くん
stereo/サムライブルース/Heavenly Psycho
頼りなさ気な肩から下げたグレッチのビンテージモデルには、亮ちゃんのこだわりが詰まっていますよね。ツアー当初の横アリでは、「いつかまた」でアコギの安田くんとの息が合わず、イントロをやり直すという場面もありましたが、ドームの時には(ギタープレイも含め)全く危なげのない堂々としたパフォーマンスを見せてくれました。
後半のアコースティックでのソロでは、横アリで「サムライブルース」、ドームで「Heavenly Psycho」を聴けたので嬉しかったです。ドームでは「気持ちいいから、もう一回聴かせて」と、会場と合唱するフレーズを何度もリフレインしていましたね。事実、アリーナで聴いていても本当に後ろ向きの亮ちゃんに歌声が降ってくるようで感動的でした。そう言えば、横アリのMCで亮ちゃんは“Keep Smoking”ってプリントのTシャツ着てたんですが、別に深い意味はないんでしょうな(アイドルなんだから・・・)。

村上信五くん
Forward
がんばったよね~、ヒナちゃん!屋良くん振り付けのダンスも、ドームではかなり体に沁みこんでいたようで、横アリで見たときほどの違和感もなかったよ~(笑)。この曲には掛け合いがあるんですが、なんか妙ちきりんでしたね~。横アリの時から気になっていたんですが、あの時はまだアルバム発売前だったので、アルバムが出れば、お客さんはあそこで何をすべきなのか分かると思ったのにな~。
つまり、
ヒナ: ワンタイム → ドラムがジャン
ヒナ: ツータイム(ス) → ドラムがジャン、ジャン
ヒナ: スリータイム(ス) → ドラムがジャン、ジャン、ジャン
エヴリバディ、スクリーム → キャ~!!
なんですから、ドラムに合わせてジャンの時に手を叩くとか、拳を上げるのが普通のレスポンスなんですが、エイターの皆さんは、ワンタイムと言うと「ワンターイム」、ツータイム(ス)と言うと「ツータ~イム」って言い返しちゃうんですよ。ドラムの音もジュニアの振り付けも無視して・・・(苦笑)。不思議です、合ってるのは最後のスクリーム(叫べ!)だけですもん。ヒナちゃんが気の毒です。

丸山隆平くん
MAGIC WORD
元気な丸ちゃんはSMAPで言うところの慎吾ちゃんみたいな存在ですよね(体の大きさも・笑)。「パーン」もライブですっかり定番となりました(それにしても「パーン」って、弾けろって意味なんですかね?)。横アリの時よりもずっと一体感が増しましたね。5万5千人のパーンはさぞかし気持ち良かったことでしょう。お客さんを楽しませることだけしか考えていない丸ちゃんだからこそ、ずーっと見ているときっと楽しいことをワンサカやってくれるんでしょうが、残念ながら丸ちゃんばかりを見ている余裕がないのですが、それでも彼に目をやるといつも目いっぱいのアクションをして、目線は常に会場の中の誰かを見ているような気がします。・・・正に選挙キャラ!

大倉忠義くん
まもりたい
彼は多才ですよね~。中でもヴォーカリストとしてのクオリティはなかなかで、語りかけるように、そして時に情熱的な歌声は、ジャニーズの中でも5本の指に入る巧さがあると思います。関ジャニのメンバーは言葉に表現力がある人が多いので、歌のメッセージがポーンとハートに入ってくるんですよ。上っ面な感じがしないんです。そして、大倉くんの場合は、何と言っても落とした目線で歌う姿がセクシー。この曲の時の衣装もこれまたグーッなんですよね~。白いチェックのジャガード織のシャツに、ブラック・スパンコールのボトムス。緩くスカーフをタイのように結んでいて、それはそれはスタイルが抜群!ドームではトロッコに乗っての歌唱だったので、もう少し落ち着いて見ていたかったな~。
ドラマーたっちょん
ドームでは大倉くんのファンが極めて多かった!。グリーンの服に身を包んでいる女子、そして彼の名前がかかれたウチワがすごく目立っていました。亮ちゃんの人気に匹敵するほどのリーチを見せているんじゃないでしょうか?その大倉くんが、このツアーで新調したというドラムセット、横アリでは彼の真横に近い席だったのでセットがよく見えなかったのですが、ドームで確認した限りでは、やはり使い慣れたカノウプスのようですね。ドームではバックステージでもバンド演奏をしましたが、こちらのセットは前回のツアーまで使っていたものでした。ドームでは大倉くんは定位置(正面)、ヤスくんと丸ちゃんは遥か彼方の花道に分散していたので、アンサンブルが見られなかったのが残念。「Do you agree?」の導入となるドラムソロはシビレるほどカッコ良く、スネアやバスドラのフレームを叩いたり、反対側からバスドラを叩いたりと、ドラマチックなドラミングを見せてくれました。立ち上がってブレイク破ったり、大きな声で気合いを入れたり(ドームではさすがに会場が大きいので聞こえませんが、横アリでは彼のすぐそばのセンター席だったので、肉声が聞こえるんですよ!!)、体全身を使って叩き出す奏法には思わず魅了されてしまいます。

渋谷すばるくん
琉我
ブルージーな楽曲とストレートなようで実は難解なリリックのマッチングがプロっぽい楽曲です。この曲を歌うときのすばるくんは「自分を表現してる」という実感がこもっていて、俳優が役に入っているときのような近寄りがたい崇高なムードがあります。彼はね、やっぱりライブ・ヴォーカリストだと思うんですよ。お客さんがいないと歌が乗ってこない、というように会場の空気を読み取って歌う人・・・、吸い込まれますよね。そう言えば、ドームのエイトレンジャーの告白では「千の風になって」を熱唱していましたが、これは見事だった!すばるくんは元々独特の表現力を持ったヴォーカリストでしたが、ここ数年のキャリアが確実に彼に自信を与えていると思います。現在のフラットな歌唱法ですが、これから年輪を重ねることで更なる円熟味が増してくることを期待します。
すばちゃんのもうひとつの顔 
メンバー全員で演奏する「Eden」では、彼はアコースティックギターを担当。使用楽器は澄んだキレイな高音が出るTakamine。彼のチョイスとしてはちょっと意外だったかも。もっとブルース系の(たとえばギブソンのJ系とか)ギターが好みなのかな~と。
余談ですが、横アリのアンコールの際、メンバーが出て来る前に規制退場を促す係りの人が案内を始めていたのですが、「ご気分の悪い方はお近くの係員までお申し出ください」と言うのが裏でも聞こえていたらしく、すばるくんは出てくるなり「ご気分の悪い方なんておらん!」と叫んでたのがツボでした。

安田章大くん
わたし鏡
恋愛のリリックなのに、男女間の恋愛の曲と言うよりも、私にはヤスくんが会場の皆に投げかけながら歌っているように聴こえるんです。汗まみれになって、真っ赤な顔で歌っている彼の姿と、伸びやかに突き抜けてくる歌声は、彼の真っ直ぐな心を表しているようで、(僭越ながら)なんかその気持ちを受け止めたくなってきます。ドームでは確認できませんでしたが、この曲の時に彼が使用しているアコースティックギターは玄人好みのTaylor。このメーカーのギターを使っているミュージシャンを余り聞かないんですが、彼は何がきっかけで、このギターを持つことになったんでしょうかね?
ギタリスト ヤス
横アリではおなじみのレスポールを使っていましたが、ドームの時にはブルーフェイスのギターを操っていましたね。瞬間PRS?と思ったのですが、アイバニーズにもフェルナンデスにも見えて、結局アリーナBブロックでも確認できませんでした(レスポ好きのヤスくんのことなので、PRSだと思うんですけどね)。スクリーンがもっと大きくて、もっと映りが良かったらいいのにな~。上気した顔で自らが生み出す音色に没頭し、酔心していく様は正に熟練したバンドマンそのもの!体は小さいけど、演奏のスケールは全くもって小さくない!決して技巧的ではないし、凝った指さばきがあるわけでもないので、シンプルな演奏だけでなく、もう少し突っ込んだ演奏を聴いてみたいな。エイトの曲だけでは表現に限界があると思いますが、ギター小僧は探究心が旺盛ですから、きっとプライベートではいろんな奏法やらエフェクターやらを試していると思うし、自分なりのコードとか作ってると思うんですよね。フロントマンでなくてもいいので、純粋なギタリストとしてワークしている彼の姿が見てみたいものです。

横山裕くん
WONDER BOY/Fantastic Music
横アリで前者を、ドームで後者を聞きましたが、ドームでは途中で大倉くんの寝起きドッキリが挟まれていましたね。この映像はドームに来れなかった方たちの為にDVDに収録されるそうなので乞うご期待です!さて、ヨコのソロも丸ちゃん同様に会場をひとつにしてくれますね。何しろ彼が一番楽しそうな顔して歌い踊ってますからね、あのヘノヘノ顔をみるとついこっちもヘノヘノしちゃうってもんです。普段はボヤキの多いヨコちょではありますが、何だかんだ言っても一生懸命なトコが好感持てます。
横アリの時は、全員演奏の「Eden」を振り返って、ヒナちゃんから「ナイス、ボンゴ!」と声を掛けられると、「今日はボンゴにトゥルルて(ドラムのフィルみたいな感じ)色つけたった。誰も気づかんかったけど、大倉だけがピクッと反応した」と言ってましたが、いつもぼんやりさんの大倉くんなのに、さすがにリズムの変化には敏感でしたね。

エイトレンジャー/MC
今回のエイトレンジャーは、恋に落ちたブルーの告白から失恋までを描いたストーリー。他のメンバーに後押しされて告白したものの、その彼女には(※彼女は背の高いマネキン)彼氏がいて、ブルーとは遊びであることを知ったブラックが、ブルーをあきらめさせようと孤軍奮闘するも理解を得られずまたまた孤立。でも、イエロー始めブラックに対立していたメンバーが一番ブラックを理解していたという、いつもながらの男の友情もの。そして、ブルーが告白に行く前に、ブラックの「○○やったら、どんな風に告白する?」と、その日の気分で誰が指名されるか分からない恒例のムチャブリがあるわけです。横アリの頃は、まだ「告白」は慣習化されていなかったような気がします(誰だったか覚えてないし・苦笑)、ドームではレッドとオレンジでしたね。そして、ブルーのライバルとなるマネキンちゃんの彼氏は、横アリでは森本龍太郎くんで、ドームでは京本大我くんでした。この、マネキンちゃんはすっごいスレンダーで身長は180cmぐらいあるんですけど、ブルーのことを「小っちゃーい」とか言っておきながら、本命の彼氏はもっと小っちゃいと言う・・・(爆)。

毎回、迫真の名演技が繰り広げられるこのコーナー、真面目に見るべきなのか、それともふざけて見るべきなのか、初めて見た人は戸惑うかもしれませんよね。だって、あの内容なのに無駄に芝居がスゴイ!ヤスくんはマジ泣きだし、メンバーも隅から隅までいちいち勿体無いぐらいのトップクラスの演技で安っすいセリフを言うんですから(すいません!)。時々、本気で引き込まれてしまって、まんまと胸がジーンときたりして・・・もーう、悔しい!!(笑)。でも、冷静にステージを見つめると、変なヘルメット被ってるし、お尻に「∞」ってでっかく書いてあるし、とても感動できる“様”じゃないんですけどね~。

MCでの話題は横アリではもっぱらコンサートグッズについて。例によって、例のごとく、ヨコが「カードが売り切れてんやってな。なに?あれ幾らするん?え~っ、せんえん?千円もすんのかいな。あと、メモ帖?あれは幾ら?(会場から“800え~ん”)うっそ?はっぴゃくえん?メモ帖に800円って・・・みんなごめんな~」と、なぜか謝罪(笑)。ドームでのMCは、先輩たちからの応援メッセージの話から、突然ヨコから「愛と恋の違いって何?」のムチャブリ。丸ちゃんが「恋は下に心があるんですよ。でも愛はまん中にあって、包まれてるんです!」と、ちょっとキレイなまとめ。そしたらヒナちゃんが「愛情っていうけど恋には情けがない」と演歌チックな講釈をすると、ヨコも会場も「・・・。」、「恋の最上級が愛なんちゃう?」という大倉くんの言葉に、「あ~」とメンバーも会場もいいリアクションで、ヒナちゃんの立つ瀬ナシ(笑)。・・・そこで、ヨコが「朝、何食べた?」を唐突に話題を変えると、自分で思いついたのか、ヤスくんとの電話した話しをし出しまして・・・。スケジュール確認でヤスくんに電話したら、お礼言うのはこっちなのに逆に「ごめんな~、ありがとう」と言われたという話へ。どうやらヤスくんはそ前に食事に誘ってくれたのに断ったことを気にしていた様子。おかしいのが、その電話をした時ヤスくんは大倉くんと食事をしてて、ヨコはヤスくんの電話の後でゲームの攻略法を聞くために大倉くんに電話したそうで、でも人が一緒にいることは全く気づかなかったらしい。後は、とまあ、こんな感じだったでしょうかね。

ぎゃ~死ぐー、内くんが∞コンに見参!
8/5付ブログより転載~一部加筆

もう、あんさん、号泣でっせ
会場中がむせび泣き、絶叫してました。
ハーレム隊も4名参加で、全員漏れなくぐしょぐしょです。
ハッキリ言って、その前までの内容が(丸ちゃんじゃないけど)”パーン”とすっ飛んじゃった(笑)。
もうね、とにかく、NEWSより先にエイトで姿を見せてくれた事が何より嬉しかったです。泣きすぎて頭痛くなっちゃった。

アリーナで見ていたんですが、もう周りの方々みなさん嗚咽ですよ、嗚咽。泣き崩れてしゃがんでた子までいましたから(大倉くんのうちわ持ってたけど ね)。内くんはメンバーにもエイターにも愛されてんだな~と実感しました。

多分、アリーナの(野球の)ベンチで見ていたんじゃないかと思うんですよね。ダブルアンコの時にバクステに固まったメンバーが「来い、来い」って誰かを呼んで、手を引っ張って引きずり上げたんですよ~。「内、うち~」ってメンバーが呼んでて、ヒナちゃんが「内博貴~」って叫んで、モニターに内くんの顔が映し出されると、ドームがパカッと割れそうなぐらいに悲鳴が轟きまして、それはそれは物凄かったです。
でもね、内くんは謙虚でしたよ。「THE 謙虚」でした。・・・・意味わかんねぇってか。
「会場一周せい!」と言われて、バクステから上手方向の花道を歩き、要所要所で立ち止まっては、オデコが膝につくぐらい深く頭(こうべ)を垂れたり、お客さんに向かって笑顔で手を振っていました。アリーナの真ん中に設置されたステージに立つと、四方に向かってまんべんなくお辞儀、そうしてるうちにメンバーも真ん中に集まって、亮ちゃんが渡したツアーTシャツに生着替え(久しぶりだってのにセミヌードまでご馳走になっちゃったよ~)。ここで再び涙の波がどっぷーんと寄せて来まして・・・もう、絶句ですよ。そして、センターの花道を通ってメインステへとメンバーと肩を組みながら移動。内くんは半分戸惑ったような表情をしていましたが(遠慮がちという意味で)、噛み締めるようにアリーナのファンの顔をひとりひとり確かながら見つめていました。

客電が点いていたので、メインステに戻る道すがら客席がメンバーからも良く見えて痛んだと思うんです。それでヒナちゃんはメインステに着くなり「みんな、笑って」って言ったのを聞いて、「あ~、やっぱ、どこもかしこも泣き顔だらけなんや~」と思って、また号泣(あきまへん)。マイクを向けられた内くんは「ホンマ、すいません」と第一声を発し、ヨコに「(ドームコン)どやった?」と聞かれ、「かっこ良かった~」とくしゃくしゃっと笑顔を見せて、メンバーにどつかれてました。メンバーも皆メチャクチャ嬉しそうな顔してましたね~。すばるくんがこれが最大にして最強の関ジャニ∞ぉ~」(だったっけかな?)と叫んだ時も、内くんは「ええんやろか」と言った顔で、メンバーみんなが拳をかざしている中、一人深々とお辞儀をしていたのが印象的でした。博貴コールも起きていましたが、途中でエイトコールに変わっていったところなんぞは、会場の皆さんも非常に空気を読むのが上手いな~と。この後、トリプルアンコの挨拶時にも内くんは出てきてバイバイしてくれました。

まぁ~、事務所があってこそ登壇できたんだと思いますし(私がドームに着いた時、22ゲート付近で広報担当の偉いさんを発見しましたし、彼が来てると言う事はお膳立てあってのことと思われ・・・。しかも取材が入ったのは昨日なのでマスコミに書きたてられることもないしね)、一歩前に進んだと考えていいのかな~。今夜だけになるかもしれないけど、七夕の短冊に書いた「内くんがエイトに戻ってきますように」っていうお願いが叶って良かった~!

丸ちゃんのソロで天井から降ってきた風船のうち、ブルーとグリーンと2つゲットしたんですが、会場を出る時に、号泣した女の子に「すいません、ひとつ分けて貰ってもいいですか?と声をかけられ、その号泣っぷりに圧倒されてグリーンを手放しました(笑)。内くん登場の感涙なのか、ホントにハラハラと頬に涙を流しっ放してたんですよ~。でも、YOUは泣いててもしっかりしてるのねん・・・。そう言えば、規制退場で待たされてる間も、周りの方々が携帯で友だちに興奮しながら報告して再度号泣している場面をたくさん見ましたね~。エイターの皆さんにとって、いい夜になりましたね。

初体験はやっぱり感動的 by キリエ
ブログに投稿したのですが、思いの外長くなったので、こちらに転記

8月5日に東京ドームで初めて∞のライヴに参加しました。今までは誘われてもどうも食指が動かなかったのですが、地方の小さい会場でやるから1度試しに見てみればと誘われてチケットを取って貰ったのですが、結局見事にドームに振り替えられてしまい、『関ジャニまでドームで見るの~」と、当時はかなり行く気ゼロ状態に陥ってました。しかし肝心のチケットが届くとアリーナの良席だったので、今度は”まぁ、この席なら行ってやってもいいかな”位の非常にハイ飛車な何様的なスタンスでこの日を迎えたならず者の私でした。

まずドームに着くやいつもの見慣れた光景と著しく違った熱気があった事にびっくり。
以前から客層は氣志團に似ていると聞いていたものの、本当に若くて熱心なファン、いや∞erが多くて、会場の周りにいる∞erを見ているだけで既にわくわくしてました
お気に入りの∞のカラーで全身を包んでる∞erさんやコスプレしている∞erさん、∞レンジャーのカッコをしている∞er親子など、正に色分けしてる所まで氣志團風!
KAT-TUNの時も若い方が多かったですが、おばさんもそこそこ多かったので居心地悪いって事はなかったですが、∞は本当に若い人ばっかり。

ドーム内に入ってビックリしたのが、ステージが設置されている野球用のバックスタンドが丸見えだった事。広告も見えてるし、『東京ドーム』って看板も見えるし(というか今までそんな看板がある事すら気づかなかった)、スコアボードや時計も見えちゃってるし・・・。
KinKiさんやKAT-TUNでは、セットで隠れてしまう部分がモロ丸見えだったので、びっくり。お金かけて貰ってないんだなぁとちょっと悲しくなったくらい。モニター映像の解像度も悪かったしね・・・。

嵐が使っているからか?ムーヴィングステージはなく、代わりにジャニーズスーパークレーンが2基、その他随所にセリが設置されていて、花道もガッツリアリーナ席を囲むように設置されていました。その花道の下を通って自分の席に着くのも一興でした。

ライヴが始まる前にレッチリ(ちなみに最近翔やんは『ホッチリ』から、『チリッペ』と呼び変えているらしい)の曲が2曲流れ、亮ちゃんの意向か?スタッフが気を利かせたのか?どちらにしてもドームでレッチリがまた聞けたのも嬉しかったです。

それでも昼間暑かったのと、前の晩が寝苦しくて寝不足だったのが合わさって、席に着くとアクビばっかしてて、憔悴しきっていた私でしたが、客電が落ち、∞がグラサンの特攻服で登場すると同時に既に興奮がほぼマックスに達し、『超カッコええー』と歓喜の悲鳴を上げていました。
もちろんみんなカッコ良かったけど、亮くんと大倉くんのグラサン姿、まじヤバイと思いましたね。

おまけに「ズッコケ男道」~「関風ファイティング」とのっけから立て続けに最近のヒットナンバーが続いたので、有無も言わさず会場が一つになってノリノリ。
ふと見渡した3階席にもお客さんがびっちり入ってるのを見つけなんだか胸がいっぱいになってしまいました。3階の皆さんも、あんな遠くからでも、ノリノリで歌にあわせてフリをしてるんですよね。その姿が目に入ったら感無量になって、始まって2曲目にして涙がうっすらと出てきちゃいました。
だってレッチリの時なんて、アリーナ後方やスタンド席のオーディエンスはふてくされたかの様にほとんどが座ってましたからね。ったく。それに比べると健気じゃないですか・・・。SMAPを国立競技場のアリーナで見た時も「世界に一つだけの花」の時にアリーナ席から同じ様な光景を目にして号泣しちゃった事を思い出しました。本当にあの時並でした。滅多に座れないアリーナ席なので、涙もろくなるのかもしれませんね~。

しかも長年日曜昼のKinKiさん~光一さんのバラエティーで見てきた馴染み深い横山くんや村上くん、そしてすばるくん(時々安田くんも斗真くんの代わりに出演してましたよね?)といった苦労人達が東京ドームのステージに立ってるのを見れた事も感慨深い事この上なかったです。
彼らは嵐、タキツバ、NEWSとどんどん同期や後輩達に先にデビューされ続けて、一時期は将来を絶望視してたと思うんですよね。特にNEWSがデビューした時の不安や心境はとりわけしんどかったんじゃないかと・・・。(そんな事を言ったらMAや斗真くんはもっとしんどいでしょうけどね・・・)
正直言って私も次第に年齢を重ねていく彼らを見ていて、絶対に彼らがデビューする日は来ないだろうと思ってました。
特にヨコヒナに至っては、ラジオでも常々そんな不安を隠さない発言をしていたし、それでもふてくされずに(まぁ、たまにふてくされたコメントをしていましたが)一つ一つの仕事をきちんとにこなしてきた彼らだから、こうして東京ドームでライヴができる地位にまで達する事ができたのだと思います。なので東京ドームの舞台に立っている彼らを見るのは、まるで我が子の成長を見ている様ですごく嬉しかったです。その他のメンバーも錦戸くんと内くんだけがNEWSとしてデビューした時、同じ様に取り残された気持ちを味わったと思いますしね。

∞のライヴに関しては、勝手な先入観からお笑い中心のふざけたお子様向けライヴなんじゃないかと思ってたんですね。全編慎吾ママ的な、はたまだ孫悟空的な。
いや~~~、”百聞は一見にしかず”でした。

かねてより評判の高かったライヴ演奏も含め、なにからなにまで本当に楽しんじゃいました。うららさんからは聞いてましたが、安田くん>大倉くん丸山くんの演奏力も前評判どおりのものでしたし、普通に本格的なバンドなんですよね、彼らは!しかも演奏している時に愛想を振りまいたり、自分の髪型やルックスなどをまったく気にせず、まさにバンドらしく演奏に没頭していたのもジャニーズさんではすごく新鮮でした。

安田くんがギター弾く時に天を仰いでいるポーズを取るのが非常に個性的で、しかも堂に入っててカッコよかった。
大倉くんがリズムを刻むためになりふり構わずに髪振り乱してドラミングしてるのもカッコよかった。
丸ちゃんも一瞬誰?と思うくらいの神妙な形相でプレーしていたのもカッコよかった!

そうそう、安田くんのプレースタイルを見て、ふとAC/DCのアンガス・ヤングを思い出しちゃいました。ルックスじゃないですから・・・。あくまでも構えとかがね。アンガス・ヤングもよく短パンはいてるし、小柄だし。
大倉くんと丸山くんのリズムセクションは息も合ってて且つパワフルで素晴らしいですね。TOKIOと違って安心して聞いていられるというか、とにかくパワーが段違いでした。
出来る事ならもっともっと彼らの演奏を堪能したかったです。

亮くんもすっかりギターが様になって、全員がバンド演奏する曲ではでっかいギターを低めに構えてカッコよかでした。「Heavenly Psycho」の時のアコギも立派に弾きこなしてましたしね。

MCでは剛さんの話題が飛び出しました。
横山くんや村上くんにちょくちょく電話があるそうで、「ドーム見に来てくださいよ」みたいな事を言ったら、「昨日の3曲目に出て踊ってたで、いい具合に混じってたやん」みたいな事を言ったそうで、皆が口々に「いい加減やなぁ」と。でも、横山くんがそうやって電話くれるのが嬉しいと言ってました。今日は仕事が忙しいから来れないみたいですとも。
あ~、これで剛さんが来てたら、失禁してたかもしれません(あら、お下品)。

そうそう、すばるくんのソロ曲を見ていて思ったのですが、彼は確実にエンドリ街道を辿ってますね。バンドを従えてどの位歌えるのか、見てみたかったです。5日はバンドなしでしたが、アーティスティックな映像がバックに流れていました。

今までずーっと謎だった「∞レンジャー」なるものを初めて見て、ついにその何たるかを多少把握出来た事にも感動しました。相葉ちゃん同様に”小芝居”かと思っていたのですが、あの一連のシリアスなんだか、コメディーなんだか、安田くんイジメコーナーなんだか、全くよく分からないシュールな世界は、ある種モンティー・パイソンの様なかなり真面目でふざけてる高尚なコントの類なのかもしれませんね。

そんなんあり、こんなんありの∞ライヴにどっぱりはまり、すっかり私もエイトマジックにかかり始めていた時に、アンコールで内くんのお姿まで拝ませて頂けたんて、10年来KinKiさんのファンやっててもこの一夜にして全部持ってかれたくらいの勢いでで感動してしまいました。音楽系のライヴでこんな感動を味わえる事って滅多にないと思うし。
ワールドカップの延長時間に、逆転ゴールを決めたのを目の当たりに見たくらいの興奮が東京ドームを包み込んでいましたからね。

しかも内くんがキレイでねぇ~~~~。白い肌に黒い髪、あの(翼くんがやめちゃった)髪型に男らしくなった体型、本当の意味での男前になってました。その全てに万歳三唱したくなりましたから。
しかも亮くんが自分が着ていたTシャツを脱いで・・・、あの正の字が並べて書いてある(終わったライヴの数かしら?)ツアーTシャツを内くんに渡して・・・。私の席からは正確に確認出来ませんでしたが、内くんをステージに引き上げていたのも亮くんだったような。

「もうどんだけ気が利いちゃってるのYOUは。
もうどんだけ男前なのYOUは。」と、感涙に咽びました。

しかも挨拶の時も嬉しそうに、そして誇らしそうな表情で内くんの肩に腕をかけたり、やさしくスキンシップしてたし・・・。まぁ、彼にしてみればね。心中やるかたない心境だったと思いますよ。仙台は彼も一緒にいたわけだしね。辛かったはずですよね、きっと。
それにしても、亮ちゃんは男前過ぎますね。(でも、もし内くんが今のままで戻ってきたら、確実にどっちか迷う事になりそう・・・)。そうなって欲しいよ~~~。

とにかく内くんがモニターに映った瞬間から、あたり一面号泣畑でした。
ライヴ終了後も名残惜しそうに席に座って泣いてる人がいたり、友達に泣きながら電話してる人がいたり、こんな大勢が一緒に嬉し涙を流せる機会なんて滅多にないと思うので、本当に感動的な夜となりました。

特筆すべきはKAT-TUNと違って「仁コール」一色になったりしない事。「博貴コール」が徐々に「∞コール」に変わっていったのがこれまた感動的でした。ファンとしてみれば、それぞれ色々な思いが詰まった「∞コール」だったと思いますからね。

それにしてもこの世知辛い世の中、メンバーでありまたライバルでもあるだろう彼に対し、ここまで後押ししてくれる仲間がいてくれるって素敵ですね。内くんがいない間、というよりむしろ、いなくなってからの∞は目覚しい成功を収めたわけで、KAT-TUNと違って今の∞に彼が必要なわけではないのに。
最後に横山くんが「∞ってええやろ?」と客席に向かって言ったのが印象に残りました。私も心底『ほんま、∞ってええわ~。』と思いましたから。

横浜アリーナセットリスト

Overture~特攻服で登場
ズッコケ男道
関風ファイティング
好きやねん、大阪。

MC(挨拶)

Explosion
ミセテクレ
Eden(全員演奏)
stereo(錦戸くんソロ)

Forword(村上くんソロ)
MAGIC WORD(丸山くんソロ)
まもりたい(大倉くんソロ)

∞レンジャー
彼氏役→森本くん

地元の王様
この星が輝く理由
Speedy Wonder

ヤジルシ↑
∞SAKAおばちゃんROCK

MC

いつかまた(全員演奏)
琉我(渋谷くんソロ)
わたし鏡(安田くんソロ)
WONDER BOY(横山くんソロ)

ジュニアメドレー

悲しい恋
大阪レイニーブルース
二人の涙雨
大阪ロマネスク

サムライブルース(錦戸くんソロ)

Do you agree?
愛に向かって

さよならはいつも

Encore 1
無限大
ズッコケ男道

Encore 2
関風ファイティング

東京ドームセットリスト

Overture~特攻服で登場
ズッコケ男道
関風ファイティング
好きやねん、大阪

MC(挨拶)

Explosion
ミセテクレ
Eden(全員演奏)
stereo(錦戸BAND)

Forword(村上くんソロ)
MAGIC WORD(丸山くんソロ)
まもりたい(大倉くんソロ)

地元の王様
Great Escape ~大脱走~
Speedy Wonder

Jr紹介

∞レンジャー
彼氏役→京本くん

ありがとう
エネルギー
∞SAKAおばちゃんROCK

MC

Hey!Say!(Hey!Say!7)

琉我(すばるくんソロ)
わたし鏡(安田くんソロ)
Fantastic Music(横山くんソロ)
~寝起きドッキリ(大倉くん)
 仕掛人(横山くん、すばるくん)

悲しい恋
大阪レイニーブルース
二人の涙雨
大阪ロマネスク

Heavenly Psycho(錦戸くんソロ)

大倉くんドラムソロ
Do you agree?
強情にGO!
愛に向かって

さよならは、いつも

Encore 1
無限大
ズッコケ男道

Encore 2
内くん登場
関風ファイティング

Encore 3
挨拶