水曜22時日テレとフジドラマ 視聴率僅差デットヒートの背景

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水曜22時放送の『ヒガンバナ』(日本テレビ系)、『フラジャイル』(フジテレビ系)が視聴率で、熾烈なデットヒートを繰り広げている。平均視聴率10%の『ヒガンバナ』に対して、追い上げを見せる『フラジャイル』は9.7%と、その差、わずか0.3ポイントだ。この視聴率バトルの背景について、テレビ解説者の木村隆志さんが分析する。  * * *  同じ時間帯に放送されているドラマは、「一方が支持を集めて、もう一方がかなりの低視聴率に苦しむ」というケースがほとんど。しかも同じ1月13日に1話が放送された両作が、7話まで似たような視聴率で推移しているのは異例です。  ここ2話では『フラジャイル』が上回っているものの、その差はわずか。しかも、ともに視聴率1ケタであることから、「痛み分け」というイメージがあります。  両作とも、“シンプルなコンセプト”と“サクッと見られる1話完結”という現代視聴者が好むポイントを押さえています。ただ、「女性刑事のチームで事件解決」「日陰に回りがちな病理医の活躍」という目先こそ変えたものの、どちらも刑事モノ、医療モノという人気ジャンル。  さんざん同じジャンルのドラマを見てきた上に、警察内部や病院内部での対立シーンも含め、既視感を抱いている視聴者は多いような気がします。ともに脚本・演出・演技のクオリティはまずまずであり、はっきりとした差がないため、単純に好みが二分されているのではないでしょうか。

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情報源: 水曜22時日テレとフジドラマ 視聴率僅差デットヒートの背景│NEWSポストセブン