映画「バンクーバーの朝日」に亀梨和也くん

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太平洋戦争前にカナダに実在した日系移民野球チームを題材にした映画「バンクーバーの朝日」(石井裕也監督、12月公開)に妻夫木聡くんが主演、亀梨和也くんが共演する事が明らかになりました。
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太平洋戦争前にカナダに実在した日系移民野球チームを題材にした映画「バンクーバーの朝日」(石井裕也監督、12月公開)に妻夫木聡(33)が主演することが19日、分かった。初共演となるKAT-TUN亀梨和也(27)ら共演陣には野球経験者がそろったが、妻夫木は未経験。プレー場面も吹き替えなしを熱望する石井監督の意図に応えるため、昨年12月から猛特訓を積んでいる。

妻夫木は遊撃手役。小学6年で少年野球世界大会に出場した亀梨は投手、今も草野球を続ける勝地涼(27)が二塁手、高校時代に松坂大輔ともバッテリーを組んだ上地雄輔(34)が捕手、高校野球経験者の池松壮亮(23)が三塁手を演じる。妻夫木はトレーナーをつけて昨年12月から2日に1回の練習を継続。昨年末の初回の全体練習では周囲も驚く上達ぶりだったという。

18日に始まった撮影は栃木県足利市内につくられた両翼75メートルの球場セットなどを使って行われている。妻夫木は「僕たちの家族」(5月24日公開)に続いて石井監督と組む。朝日軍はプレーで人種差別を乗り越え人気を集めたチーム。妻夫木は「演じることをいい意味で忘れ、この世界で僕自身も、はいつくばって生きていけたらと考えてます」。亀梨は「その時代の野球スタイルを一から学び、考え、日本人として歴史をしっかりと胸に刻み、撮影に挑みたい」と話している。主人公の父親役で佐藤浩市も出演する。

◆バンクーバー朝日軍 1914年(大3)から41年(昭16)までカナダ・バンクーバーで活動した日系移民2世中心の野球チーム。貧困と人種差別を受ける中、地元のアマチュアリーグに参戦。体格のハンディを補う盗塁やバント、ヒットエンドランを駆使した頭脳野球とフェアプレー精神で人種を超えた人気を集めたが、太平洋戦争開戦でメンバーが強制移住させられ解散。03年にカナダの移民社会、野球文化への功績が認められカナダ野球殿堂入り。
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