「SP 野望篇」感想というかレビューというか・・・

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・・・見るの遅くなっちゃった(テヘッ)。
ドラマがヘッポコだったので(って、いきなりハバネロ並みの辛口でごめんなさい!)、映画にも余り興味は持てなかったのですが、職務上(って、どんな職務だよ!)見ておかねばなるまいと思い、ようやく見に行きましたでござる。
レディースデーでの(19時前~)鑑賞でしたが、220名余りのキャパがほぼ満員!客層はもちろんレディが多かったんですが、レディというよりは”マダム”って感じかな(笑)。
で、映画の方ですが・・・。
まぁ、最終章は2篇で1つの作品なので、野望篇はちょうどドラマシリーズと結末とのブリッジ的役割=全体のストーリーのドまん真ん中ってことなので、ドラマを見ていないお客さんにとっては、いきなり話の途中から見始めたような感覚になるかもしれません。まぁ、私なんぞ「ハリーポッター」の新作品を見るときに、毎回思い出すことから始めるので慣れてはおりますが(笑)。
要するにこの映画、極めてストーリーは単純明快なので、映像に没頭して見る事ができるんですね。多少前のことを忘れていても、それほど支障はないし、人物像や次の展開を深読みする必要もなく、かと言ってアクションはそこそこ見せてくれてるし、ロケも大掛かりで見た目に痛快で娯楽性が高いので、見終わって「面白くなかったな」って感想には結びつきにくいとは思います。ただ、突っ込みどころも、これまた盛りだくさんで、それはお客さん皆が思うポイントだと思うんです。それが、かえって観ている側を優位に立たせてくれて、キチンとダメ出しポイントもアリの映画として仕上がっているので、決して気分は悪くないんじゃないかな~って思いました。
よーく考えて観ちゃダメなんですよね(笑)。あと、「24」とか「LOST」とか見ている人にとっては、「これぐらいのこと、最後までなんでドラマで出来ないの?」って思うかもしれません。まぁ、日本とアメリカではドラマと映画の予算の遣いかたが違うって言っちゃえばそれまでなんですけど、ストーリーに深みがあるならまだしも、この作品ならドラマで見せるべきと私は思いました。デジタル時代で、家庭では37インチ以上のTVを持っている昨今、アクションもCGも映画館のスクリーンじゃなくても迫力は十分に伝えられると思うからです。
ただ、この作品、そう思われることを予想してか知らずか、編集とサウンド処理をハリウッドのチームでやってるんですね。これは映画館じゃないと味わえない重要なセールスポイントなんですけど、その違いに唸る玄人好みの観客がどれほどいるのかは不明です。確かに、クリアなサウンドはセリフを100%漏らすことなく伝えていたし、テーマパークのアトラクション並みに臨場感にあふれていたと思いますけど・・・。
アクションについては、なんかもう散々番宣でいろんな話を聞いてたんで、頭のどっかで「そりゃ、岡田くんならやれるでしょ」という高い物差しで見てしまっていたので、特にスゴイな~とは思えなかった(笑)。「カムイ外伝」の松ケンや「薄桜鬼」の方が断然スゴイもん!それよりも、冒頭シーンでのテロリスト役の丸山智己さんのアクションが意外だったので、彼にはすっごい驚いちゃった!
ついでに言うと、この映画見て何に一番驚愕したかと言うと「クローズZERO」のキャストが4人も出演していたこと!漆原、鷲尾、牧瀬、戸梶(以上、出演順・笑)。もうね、戸梶が出てきた時には「ええ加減にせーや」と言いたくなるぐらい。いや、最近何見てもクローズメンが2人ぐらい被ってる作品はザラになりましたけど、ここまで被ってるってのは「クローズZERO」の次に多い!
急にまとめさせて頂きますとですね(笑)、最初に書いたように野望篇では話も大して進んでないし、アクションで掴みだけとった感じなんです。だから、結局ドラマ部分は革命編で描かれることになり、やはり2本見てからでないと、まだ善し悪しは語れないわけです。って、これって東宝の戦略にまんまと乗ってる?!
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