遅ればせながら「エイトレンジャー」見てきました #kj8

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スポーツイベントが目白押しで、なかなか見に行けなかったのですが、先週ようやく映画「エイトレンジャー」を見に行って参りました~!

上映後5週目のレディースデー夜(最終上映)の回でしたが、100名キャパぐらいのスクリーンに半分近くお客さんが入ってましたんで、こりゃなかなか大したものだと思います。興収も10億を超えたようですので、このクラスの作品にしては上出来だったのではないでしょうかね?!ソフトは確実に売れますしね~。

堤幸彦監督ということもあって、もう彼の作品を見尽しているハーレム隊にとっては、常套手段の雨嵐のような内容でございました(笑)。「スシ王子」色が満載だったり、どこか「トリック」っぽかったり、はたまた「STAND UP!!!」や「ピカ☆ンチ」もチラつき、場面作りは「20世紀少年」っぽかったりと得意技の応酬。

しかし、堤さんってのは、心底&とことん”この手の”ストーリーが好きなんだねぇ~。若い男子がわちゃっと集まりさえすれば、堤さんの得意料理が始まるってなもんですかね。実際、内容なんてあってないようなもんで(笑)、おまけにコンサートでやってた本家本元の「エイトレンジャー」のシナリオの方がよっぽど良くできてたりもするわけですが、ユルい堤ワールドが好きな方にとっては、新素材の関ジャニ∞を起用してのやりたい放題は、それなりに楽しめたんじゃないかなぁ?

舞台を近未来的にすることで現実離れした内容をフォローすることができる一方で、作品のメインテーマはレトロ感たっぷりな”勧善懲悪の戦隊モノ”+”スポ根ドラマ”だったりして、いつの時代にも日本人のエンターテインメントの根源には、これらが必要不可欠なんだと(ややシニカルに)思えたりも。

まぁ、画面を横切る小ネタには少々食傷気味の方もいらっしゃるとは思いますが、ヘンにかっこつけて、あり得ないぐらいオシャレに見せかけた小道具や歯の浮くようなセリフや映像で、画にそぐわないタイアップ音楽に余分な労力を存分に使いたがる、お門違いなヘッポコ演出家よりは、私個人としてはずーっと見心地がイイなぁ。メンバーが女装してる居酒屋のポスターや、懐ヒロシに始まる選挙ポスターなんかをじっくり見てると、あっと言う間にストーリーが追えなくなっちゃったりもして(笑)、リピーター増殖作戦も功を奏していることでしょう。

方言が大好きな堤さんは、今回はたっちょんに鹿児島弁を託し、そして夏らしい(?)”青いシモネタ”はヒナちゃんに託し、そしてこれも毎回群像劇の際にひとり必ずいるオタクはヤスに、音楽好きは亮ちゃんが担当。この、亮ちゃんの”俺 for all, all for 俺”のキャッチフレーズはサイコーに笑える!!あと、個人的にお気に入りだったネタは、居酒屋「笑笑」ならぬ「泣泣」(爆)。

ストーリーについて言えば、ヨコのお父さんがシルバーだって言うことは、多くの皆さんが早いタイミングで分かるポイントだと思いますし、ベッキーのエピソードでも一緒に逃げていた刑事がシルバーだということはすぐに分かるようになっているんですが、果たしてこれがどう結末に絡んでくるのかは、さすがに見ている人には単純には想像できないようになっていて、ちゃんと映画作品らしくしています。ストーリーの軸となる親子関係をヨコが演じるというところが、やっぱり関ジャニを良く知っている人たちにとっては、最も感動的かつ感傷的であったりもします。

それにしても、決して平坦ではない堤幸彦監督の映像には、やっぱり映画館で見る醍醐味を感じますね。各メンバーもかなりキレイに撮れてたし(笑)、アクションシーンや、大きいスクリーンだからこそ活きる立体的な遠近法、そして、ここぞという場面でのスーパースロー映像なんかは、使いどころを全く誤っていないと言うか、どんな作品にも決して妥協することなく自らの美意識と向き合っている堤さんの姿勢が見え隠れして、それだけで見る価値があると言うものです。バカの一つ覚えみたいに被写体を正面で捉えるばっかりの平ったい画しか撮れない人もいますが、堤さんの大胆にフレームアウトする構図は、映像だけで被写体の心の動きを際立たせ、時には喋っているキャストのセリフの真意を表現したり・・・。当然、その効果の善し悪しは演者の芝居にかかっているのですが、みんないい顔してるんだよね~。

でもって、冒頭からのCGの作り込みようもそれなりに迫力あったし、撮影期間はあっと言う間で編集期間がめっちゃ長そう(笑)。

万人ウケはしないだろうし、ファンだけが見ればそれでいいとも思う映画だと思いますが(本来のメンバーのキャラが分からないとギャップが伝わりにくい)、「ピカ☆ンチ」2部作が全国公開されなかった憂き目を思うと、東宝配給でかけられるようになったのでイイ時代になりましたね。その反面、ファン相手の作品の域を出ないでいいのかという疑問もあり、ジェイストーム製作映画も真価が問われる時代が来たのかな?と思います。

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